好きな映画、「星の王子様ニューヨークへ行く」の感想です。借りた当初は、古いしちょっと長めの映画だなと思ったのですが、そんな気持ちを吹き飛ばしてくれるような切ない展開に涙しました。「羊飼いの僕は良くて、どうして王子の僕だとダメなんだ」という悲痛の叫びが印象に残っています。でも、偽らずに本当のことを初めに言って欲しいという女心も分かる気がして、双方の電車でのやり取りを観ていて、切ない気持ちになりました。お互い好き同士だから、許せないこともあって、喧嘩のあとは仲睦まじく楽しげな王国ライフを送るラストに、こちらも嬉しくなるような気持ちになりました。恋心って、ちょっと裏腹で複雑なんだよなって、この映画を観てそう思いました。